2010年04月27日

マツダはなぜ、よみがえったのか? / 宮本 喜一

マツダはなぜ、よみがえったのか?やっぱりマツダは凄いんだよ。

1996年にマツダがフォードのグループ企業になってから、RX-8やアテンザなどで2003年に復活を遂げるまでを描いた本。前半はRX-8の開発を主軸にしたエンジニア視点での復活劇を描き、後半は少し客観的に経営視点からの復活劇を描いています。

前半はプロジェクトX的な面白さでぐいぐい引き付けられ、非常にストイックな意味でのプロダクトアウト、ただ技術者が思いつくままに作り上げたという意味ではなく、経営層からの無理難題を叶えつつ、理想の車作りを目指したマツダエンジニアの凄さを感じました。

後半は、財務面の改善〜コアコンピタンスの模索〜確立という再建のステップがフォードから送り込まれた経営陣によってどう成し遂げられてかが良くわかります。同時期に同じような復活を遂げた日産のゴーンによるドラマティックな改革と比べると、地味でわかりにくい。当時マツダユーザーだった自分から見て、社長はころころ変わるし、メーカーとしての戦略もよくわからないし、本当にこの会社大丈夫なのかと思っていたわけですが、中では着実に復活への道を歩んでいたことが理解できました。

全体としてクールなビジネス本でもないし、ファンや中の人がただ熱く語っただけの本でもなく、一歩下がったところから少し冷静に、でも思い入れたっぷりに書かれているのが読んでいて好感が持てる点でした。

本書を読んで、プロダクトアウトという言葉の再確認が出来ました。ただ「自分たちが使いたいものを作る」という部分は良く言われるし、これすらも出来ていないことが多い(思いつきで作っただけのものをプロダクトアウトという人も多い)のですが、そこに経営層の要求も取り入れた上での「プロダクトアウト」。マツダはそこまで追い詰められていたわけですが、それこそが本来あるべき「プロダクトアウト」の姿じゃないかなと思いました。

あと、内容に対しての疑問としてはその復活の道筋。復活のステップを3段階として、それぞれに適切な社長を送り込んだ形になっているけど、果たして当時のフォードはそれを計画的に実行していたのか、成功したから言える結果オーライなものではなかったのかという疑問が残ります。そして、結果オーライとしても復活を遂げたマツダの今はどうなのかなと。

ロードスター以来のプチマツダファンである自分としては、「本田宗一郎やカルロスゴーンのようなカリスマ的存在はいないけど、松田だってすごいんだぜ」とファンとして誇りたくなる読了感を得た本でした。
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2009年08月11日

Arduinoをはじめよう / Massimo Banzi (著), 船田 巧 (翻訳)

Arduinoをはじめようマイコン触ってみたい人にお勧め。

学研の4bitマイコンをきっかけに、またマイコン熱が高まってきたので、最近(と言ってもずいぶん前みたいですが)流行のArduinoを始めてみることにしました。キットも注文済みですが、先に本が届いたのでwktkで読んじゃいました。

結論としては、電子工作をかじっていて、プログラミングが本業の私には物足りない内容(オライリーのこの手の本にありがち)でしたが、ソフトはそれなりだけど、電子工作の経験が無い人にはお勧めの内容でした。

ソフトウェアだけだとものづくりの楽しさ半減。この本読んで電子工作の扉を叩いてみませんか?
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2009年06月06日

光の帝国―常野物語 / 恩田 陸

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)大いなる物語の序章(但し中途半端)。

キャラメルボックスで最近演じられていたのと、会社の後輩が「恩田陸ならこれが」というので読んでみた。

普通の人とは違う力を持つ「常野」の人々について綴った短編集。どのお話もちょっとづつ謎を残したまま終わってしまいます。すべてのお話が、大きなお話の序章といった形になっているので、消化不良というかのめりこむ前に一つの話が終わってしまうので、最後まで「常野ワールド」に入りきれないまま終わってしまいました。

(人に薦められたし)行きがかり上、次の作品も読むつもりですが、「次が楽しみで待ちきれない」と言う程の感触がない点でこの作品は少し失敗していると思います。

とりあえず、次の作品を早目に読んでみます。
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2009年05月02日

クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ / 梶尾 真治

クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ (ソノラマノベルス)夏への扉にはかなわないかもしれないけど...

時間圧縮理論に基づいて作られたタイムマシン「クロノス・ジョウンター」をめぐる6つの短編集。そのうち一作は「クロノス・スパイラル」によるお話。先日紹介した「君がいた時間 僕が行く時間」です。

基本的に若干ご都合主義なハッピーエンド(吹原だけは微妙ですが)なので、少し物足りない気もしますが、全体的にわくわくする作品で楽しめました。タイムトラベルものとしては凄く良く出来た作品だと思います。

「君がいた時間 僕が行く時間」ですが、この原作も悪くないですが、キャラメル版の脚本が素晴らしく良いことを再確認。比較的地味な印象の原作を舞台向けにうまくドラマティックに仕上げてあると感じました。同じキャラメルボックスの舞台「クロノス」もちょっと見てみたいなぁ。

SFを読んだことがない方にも十分に楽しめる作品だと思うので、是非読んで見てください。
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2009年03月09日

ひかりの剣 / 海堂 尊

ひかりの剣あくまでもサブストーリー。

「ジェネラルルージュ」こと速水と「ジーンワルツ」の清川、そして愛すべきタヌキの高階教授の話。時期的には「ブラックペアン」と同時期のお話になります。

ストーリーとしては医療の「い」の字も出ません。剣道のみ。お話もそんなに特筆するようなことはないですが、「バチスタ」シリーズを一通り読んだ後にこの本を読むと、それはそれで楽しめる本です。

あくまでも、シリーズ中の息抜き作品かなと思います。
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2009年02月17日

容疑者Xの献身 / 東野 圭吾

容疑者Xの献身 (文春文庫)要するに東野作品は向いていないということか。

ガリレオシリーズの三作目。めっちゃ期待していたのですが、私の視点では全てにおいて肩すかしでした。全然物理というか科学的ではないし、トリックもどこかで読んだようなものだし、心理描写が飛びぬけて素晴らしいわけでもないし...軽いからサクサク読めたのだけが唯一の利点(?)

「こんな軽薄な内容で、直木賞ってとれちゃうんだー」と読み進むほどにイライラさせられましたよ。

とはいえ、周りの人の評価も悪くないので、そんなひねた視点で読んでいるこちらが悪いのだろうな。「最後の数ページで泣きましたよ」と言う後輩もいたし。直木賞だし。東野だし。

自分としては予知夢でちょっと面白くなってきたかなと思っただけに、がっかりしまくり。続編を読む意欲がかなり萎えました。
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2009年02月09日

イニシエーション・ラブ / 乾 くるみ

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)トリックは悪くないと思うけど...

一見普通の恋愛小説。でも実はあちこちに仕組まれた巧妙な罠。そして最後の二行で読者が罠にかかったことを知る。事件とかではなく、作者の文章力で仕組まれるこの手のミステリーは嫌いではないです。トリックも巧妙で、丁寧だと思います。

が、ミステリー部分を抜きにしてしまうと、トリックに必要とはいえ、いやに細かい性描写や単調な物語がちょっと辛かったです。特に性描写は通勤中に読むにはちと恥ずかしかった。

悪い作品だとは思わないけど、こういうのはちょっと苦手かなぁ。エロが気にならない人は一度読んでみるのも悪くないかも。
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2009年02月04日

イノセント・ゲリラの祝祭 / 海堂 尊

イノセント・ゲリラの祝祭読みやすい医療問題の本

バチスタシリーズの最新刊。正味6時間くらいで読み終わりました。

例によって前半はずっと状況説明、後半というか残り1/3位になってようやくエンジンがかかるという進め方ですが、前半2/3も、この人の作風に慣れたせいもあって比較的テンポよく読めました。

今回はまったくミステリーではありません。フィクションの皮をかぶった現代医療への問題提起作品です。読者は、楽しみながら医療行政の問題点を知ることができます。恐らく作者が狙ってやっていることなので、その意味で良くできた作品だと思います。

あちこち伏線が張り巡らされたバチスタシリーズ。次の行ってはどこに向かうのでしょうか。次はもうちょっとミステリー色の強い作品であることを期待しますよ。
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2009年01月30日

人間関係にうんざりしたときに読む本 / 杉本 良明

人間関係にうんざりしたときに読む本まずは承認ということね。

自分の周りにいる「きつい人」とどう付き合っていけばいいかという導入ですが、実は「「きつい人がいる」と思っているあなたが「きつい人」ですよ」と攻めてくるのが面白いというか、いい意味でグサっと来た。まぁ、自分はグサッと来る以前に「きつい人」という自覚ありまくりですが(--;

そんな導入はさておき、筆者が「承認」こそが人間にとって必要なことであり、どんな人に対してもまずは「承認」をするという行為が必要と訴えている。ここで間違えてはいけないのは「承認」は「賛成」とは違うということ。あくまでも相手の立場や意見を聞き入れたというだけで、そこから「賛成」するか「反対」すれば良い。「反対」だからと言って相手の意見を聞こうとしないのはしてはいけないことだと述べてます。

内容的には先日読んだ「不機嫌な職場」や「自分の小さな「箱」から脱出する方法」と同じ、もっとたどればカーネギーの「人を動かす」に通ずるというかアプローチが違うだけで同じことを言っているのだとは思いますが、わかりやすい承認法に触れているので、「承認をするべきなのはわかったけど、具体的にどうすればいいの?」って感じで止まってしまっている人にお勧めできます。

後はいつでも「承認」をできる気構えを持つことだと思いますが、そこは日々精進になるのかな。
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2009年01月13日

不機嫌な職場 / 河合太介 高橋克徳 永田稔

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)タコツボからの脱却。

職制の分化や成果主義、個人主義が行き過ぎちゃって、お互いが協力することが出来なくなっている昨今の企業。

タコツボ化しているという現状認識から始まり、それを解決している職場の例、そして職場で働くお互いがどうあるべきかが割と平易かつまやかしにならない文体で記されています。正直内容そのものは平凡だし、具体的にどうすべきかという踏み込みは弱いのですが、日本の本にありがちな主張が破綻している感じもないし、海外の本にありがちな胡散臭さもないので、割と万人に読みやすく受け入れやすいのではないかと思いました。

筆者の主張としては認め合ったり、助け合うことの重要性を認識し、経営者(というか組織の長)はそういう職場になる試みを本気で(形だけでなく)やるべき。例えば、旧来の社員旅行的(今社員旅行しろというわけではなく)な組織の枠を超えたインフォーマルかつ楽しいイベントを起こして、交流を活性化させるようなことを考えていくべきと言う点かと思います。

組織として実行するには、リーダーとなる人が相当の危機感、エネルギーを持って挑まないと難しそうですね。でも、こういう事例を読んだら、なんだかやりたくなる人もいるんじゃないかと言う期待をもって色々な人に読んで欲しい本です。

ヨリタ歯科クリニックみたいな職場になれたら。職場の人もそこに通う患者さんもとても楽しそうで素敵だなと思いました。
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2008年12月28日

鹿男あをによし / 万城目学

鹿男あをによし日本的ファンタジー

「鴨川ホルモー」で大変興味を持った万城目学(この作品で初めて「まきめ」と読むということを知りました(^^';)の二作目。前作にも増して、軽やかで爽やかで意味不明な作品でした。楽しくってあっという間に読み終わりました。

最後の終わり方が「おいおい」と思うようなご都合主義ですが、それすらも心地よく感じるのは作者の力量でしょうかね。ドラマ見てないんですが、こちらも悪くないらしいので、DVD借りて見てみようかな。

「鴨川ホルモー」読んでない方でも十分楽しめますし、むしろこちらを先に読んだ方がいいかもしれません。最近小説面白くないなーと思っている人にお勧めの作品ですのでお試しあれ。
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2008年12月23日

予知夢 / 東野 圭吾

予知夢 (文春文庫)制約を緩くしたら良くなった?

ガリレオの2作目。あまり期待しないで読んでたのですが、前作より楽しく読めました。オカルト的な事件を物理学者が解明するというコンセプトに必要以上に拘らない(トリック自体は凝らないで、キーワードに科学をおく)ことで、かえってコンセプトに忠実になった印象を受けました。

1話1話に深みはないですが、リズムがあるのでサクサク読み進められる作品でした。

され、次は「容疑者X〜」ですね。
posted by らぢゅん at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

数学ガール/フェルマーの最終定理 / 結城 浩

数学ガール/フェルマーの最終定理長かった...

数学ガールの続編。というか、これを読みたいがために前作を読んだようなもの。フェルマーの最終定理を自分の力で証明出来るようになれる一冊(正確にはちょっと省略されているけど)。数学者がどんな思い出数式に向かっているかが体感出来る良い本だと思います。

しかし、長らく数学から離れた自分にはちょっと辛い本でした。読了まで約一ヶ月かかっちゃいました。ようやく解放されてほっとしてます。

作品内で引用されている心の残った一言。

「私が人生を振り返り、一番創造的だった時を選び出すとしたら、それが最も厳しい制約のもとで仕事をしなければならなかった時期だったことを思い知らされます」 - クヌース
posted by らぢゅん at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

傷つきやすいあなたへ―うつからの贈りもの / 木村 藍

傷つきやすいあなたへ―うつからの贈りもの自分はうつではないけれど...

うつの人が書いたうつの人へのメッセージ集。うつじゃない人が読んでも励まされるし、うつの人の心が少しだけわかるような気になります。

会社でもうつとは言わないまでも心の風邪をひきそうな人、ひいちゃっている人をたまに見かけます。そういう人に接するための良い指標になるかな。

ちょっと気になった言葉。

引き算の人生。
もっと自分にやさしく。
たいていの人はもっといいかげんで、不まじめで、なまけ者。
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自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャー インスティチュート

自分の小さな「箱」から脱出する方法今まで関わった全ての人に感謝と謝罪をしたくなった。

気持の良い人間関係構築についての本。従来ありがちなテクニック的な話(他人を受け入れろとか、人の話をよく聞けとか)ではなく、もう少し本質的な面に触れた内容になっているところが新しいです。

なぜ自分は他人を否定したり責めたりするのか、それは相手に問題がある訳ではなく、すべて自己欺瞞が原因とする考え方は凄く新しく、納得の出来る内容でした。

「じゃあ具体的に何をやれば」という点にはあまり触れられていないものの、読中、どんどん心が洗われるような気になり、読後にはすがすがしく自分の意識が変わったことが感じられる自己啓発本としては大変稀有な本でした。

図書館で借りて読んだのですが、購入して手元に置いておきたい作品。自分と他人との関わりに多少なりとも疑問を覚えている人ならぜひ一度読んで欲しい本です。
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2008年11月21日

探偵ガリレオ / 東野圭吾

探偵ガリレオ (文春文庫)なんかグッと来ない。

最近ドラマになったり映画になったりした話題作の一作目。やりたいことはわからないでもないのですが、ちょっとオチが弱いというか、謎解きのドキドキ感が少ないですね。読ませる文体でもないし。自分が物理科出身というのが関係あるかはわかりませんが、物理的な解説がちょっと素人っぽい感じが残念。

やっぱ、東野圭吾は苦手な作家なのかなぁ。

まぁ、コンセプトは悪くないと思うので、とりあえず「容疑者Xの献身」くらいまでは頑張って読んでみます。
posted by らぢゅん at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

数学ガール / 結城 浩

数学ガール数学萌え

数式に対するあこがれと、女の子に対するあこがれは通じるものがある。
その通りだと思いました。

こんな本に高校生のころに巡り合っていたら、きっと数学が好きになっていただろうな。
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2008年10月12日

おもてなしの経営学 / 中島 聡

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)軽い読み物として。

最近では、iPhoneの写真共有アプリ「Photo Share」で有名な方の本。もともとBlogを楽しく読ませていただいていたので、その流れで読んでみました。

主題の「おもてなし」に関しては、正直、アップルがやっていることが理想という以上のメッセージが伝わってこなくて残念。多分そういうことじゃないんだと思うけど、うまく伝わっては来ませんでした。

後半の対談集は、なかなか興味深く、MSでWindows95やIEを開発していた時期の話は、当時のシリコンバレーの魅力というか楽しさが感じられる内容でした。

全体的に、読みやすいし面白いんだけど、主題が弱いのが残念な作品。次回にでも「おもてなし」に絞った書き下ろしを期待します。
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2008年09月19日

レバレッジ英語勉強法 / 本田 直之

レバレッジ英語勉強法一極集中型勉強法

この人の「レバレッジ〜」シリーズは前からちょっと興味あったのですが、比較的関心のある英語勉強法についての本があったので読んでみました。

要するに従来型のまんべんなく勉強する方法では時間がいくらあっても足りないので、最初は本当に必要なつぶしの利くことのみを深く勉強し、一度実戦を経験。英語が通じる喜びを得たら次へ進みましょう。という趣旨の本です。

なるほど、確かに海外に行って事前に勉強した言い回しが海外で通じた時は「勉強してよかった」と素直にうれしいですし、「ここがもうちょっとうまく言えればもっといいのに」という反省も生まれ、「もっと勉強したい」という気持ちが強くなるのは自分でも良く経験します(活かせてないんだけど(^^;)。筆者の趣旨は私自身も非常に納得できます。

個人的な問題は、それをどう日々の生活で継続的に行う学習に活かすか、そこが出来なくてせっかく海外に行ったことで得た「英語学習」への意欲を無駄にしている点なのですが、そこについてはこの本からはちょっと回答得られなかった感じです。まぁ、「gdgd言ってないで勉強しろよ」に尽きるのですが...

英語を始めるきっかけがなかなか掴めない、海外で喋ることに抵抗のある人は一度読んでみるといいかもしれません。「お!これならおれにも出来るかも。英語勉強してみようかなぁ」という気にさせてくれる本だと思います。

結構読みやすいし、面白かったので他の「レバレッジ」本も読んでもようかなぁ。
posted by らぢゅん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

陰日向に咲く / 劇団ひとり

陰日向に咲くすごくまっとうな小説。

劇団ひとりが初めて書いた本ということで、売れない時代のちょっと面白い話をまとめた何かくらいのつもりで読んだのですが、中身は非常にまとも。

5つのショートストーリーで構成されていますが、それぞれが微妙にオーバーラップしたりして技巧的にもちょっと凝ってます。

ただ、そう言うのがちょっと透けて見えちゃうのと、各物語の終わらせ方があまりにも普通なのがちょっと残念ですね。ただ、全体的にはほのぼのいい話になっていて、売れるのが分かる作品です。処女作でこれが書けるのは正直凄い。

とりあえず、機会があったら読んでみていい作品だと思います。2作目以降もこんな感じで書けたら劇団ひとりは作家として生きていった方がいいかもしれない。
posted by らぢゅん at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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